境界性パーソナリティ障害(Borderline personality disorder)の話
(この記事は前blogからの一部転載・修正したものです)
「BPD」とは、Borderline personality disorderの略。
メンタルヘルスのジャンルでよく見かける「ボーダー」とはこの病気か、そうだと思われる人物を指して使われます。また、パーソナリティ障害は今まで日本語訳では、人格障害として訳され、治らない人格そのものの病気という印象が強く広まってしまいました。
※治すのは難しいが、治らないということではない。
ただ、パーソナリティは全く変化しないわけではなく、人が乳児期から幼児期、幼児期から児童期、児童期から思春期、思春期から青年へと人生を歩むうえで環境や経験による変化が詰みかなさってパーソナリティにも色々な兆しが見えるようになります。
元々のその人らしい性格はあるものの、 本来そういったものは少しずつ形成されたり無くなっていくこともあると考えられている「らしい」です。
私がここで「らしい」と表現するのは、私自身が未だ自分の中のパーソナリティ形成に悩む境界性パーソナリティ障害を抱える一人であるからです。 個としての自分を20代前半で完全に手に入れている人はむしろ少なく、同じような悩みを抱える人は多いでしょう。ただ、その悩みの問題が明らかに表出し、生きににくくなった時、それを障害と呼ぶのだと思います。(例えば、自殺願望、心の虚無感、酒や薬など様々なものへの依存症、破壊衝動、思考や感情の不安定さなど)
このブログでは、そういった境界性パーソナリティ障害の症状やそれによる自身や他者の経験談、自身日々の過ごし方(どうでもい日記的なもの)を書いています。